2019年5月12日 ジャガキッズパープル(たぶん?)の花が咲き始めました。
2019年3月5日 植え付け
いつのものかスーパーで買った”きたあかり”の芽が出てしおれかけているものと、ホームセンターで売れ残っていた”ジャガキッズパープル”なるジャガイモを植えることにしました。
ジャガイモのデータ
ジャガイモの基礎知識
原産地
南米アンデス山脈
学名
Solanum tuberosumL.
科名/属名
ナス科 /ナス属 (英)poteto
形態
宿根多年草
草丈
0.5m
名前の由来
”じゃが”とは、ジャワのジャガトラ(ジャカルタ)からオランダ船によって伝播したことに由来します。
開花時期
9月~10月
耐寒性/耐暑性
強い/やや弱い
用途/特性
地下の茎の部分(塊茎)を食用食用/芽や緑化した塊茎には毒性成分ポテトグリコアルカロイド(ソラニンなど)が多く含まれ、中毒の元になる。
ジャガイモの栽培
栽培環境
ジャガイモは、冷涼な場所の植物なので高温多湿を嫌います。水はけ日当たりのよい弱酸性の土地が適す。
連作を嫌うのでナス科の植物を植えた後には植えないようにする。3年~4年ナス科の作付けがない圃場が理想です。
種イモの管理
保管
種イモを手に入れたら、密閉の袋なら開封し通気を良くします。傷みや腐敗したイモは取り除きます。保管温度は2℃~5℃が適しており、日陰で乾燥した場所で積み上げないように保管します。
消毒
種イモとして販売されているものは、殆どが消毒されていてその旨表示されています。
消毒されていないイモは、疫病やそうか病の防除および圃場への感染を防ぐために消毒します。
消毒は、切り分ける前、未萌芽のうちに行います。薬害防止のため。
消毒の薬剤:
黒あざ病の防除は、リゾレックス水和剤50~100倍の浸漬、またはバリダシン液剤5の200倍の浸漬を行います。
そうか病の防除は、カセット水和剤30倍の浸漬を行います。
浴光催芽
丈夫な芽をだし初期成育を揃える効果があります。
植え付け3~4週間前に湿気のない場所に、日中10℃~20℃くらいで、並べて芽を出させます。
圃場準備
排水の悪い圃場は溝を掘るなどして排水性の改善を行う。
植え付け2週間前に完熟堆肥、化成肥料を施肥しておきます。やや酸性土壌を好み中世以上になると「そうか病」が発生し易くなりので石灰の施用は避けます。未熟有機物もそうか病の発生を助長するので、堆肥は完熟を使います。
植え付け
大きい種イモは、1片30~40gに各辺に芽が均等になるよう切り分けて乾かしておく。
ジャガイモは先端部(地下茎と繋がっている側)に発芽力の高い芽が分布しているので、各切片に先端部の芽が均一になるように切ることがポイント。
畝間70㎝、株間30㎝、深さ15㎝で切り口を下に向けて種イモを植え付ける。
水やり
経験から不要、天気任せ。 水やり過ぎるとイモが腐りやすい。
芽かき
1株の収穫重量は、決まっているので芽が多いと個数は増えるが小さくなります。
大きいイモを収穫するには、芽かきをします。
植え付けから20日~30日程で芽が同時に出てくるので、草丈が10㎝~15㎝ぐらいのときに勢いのよいものを2~3本残しあとは搔きとっておきます。
施肥・土寄せ
芽かきと同時に1回目の追肥と土寄せ。花が咲いたころに2回目の追肥と土寄せ。
土寄せが不十分だと緑化イモの発生が多くなるので注意する。
収穫
5月下旬~6月(春作),11月下旬~12月上旬(秋作)
茎と葉が黄色くなってきたら収穫時期の目安。試し掘りをしてみます。
病害虫
疫病
そうか病
イモの表面に焦げ茶色のかさぶたのような斑点がでる。
連作や土質がアルカリ性に傾いていると出やすい。