Like
Like Love Haha Wow Sad Angry
1

sakura_20190401_125215 (640x639)前の住人が植えた染井吉野です。推定樹齢27年(2018年時点)。
この家を購入する動機の一つがこの3本の見事な桜です。

 

 

 

サクラ(桜)│ソメイヨシノ(染井吉野)の四季

 

2019年4月15日 もはや葉桜です。道はピンクの絨毯のようです。

sakura_20190415_064805 (800x389)

2019年4月9日
sakura_20190409_073614 (800x474) sakura_20190409_065007 (800x389) sakura_20190409_065213 (800x376)

2019年4月1日 開花宣言です。sakura_20190401_125502 (800x389)

sakura_20190401_125338 (800x389)

2017年4月撮影

20170412_桜満開

2018年8月25日撮影

20180825_桜(夏)

2018年10月15日撮影

sakura_aki_20181015

サクラ(桜)│ソメイヨシノ(染井吉野)のデータ

 

基本情報

 

原産地

サクラの原産地は、近年の調査でネパールの山桜が起源と言われています。現在は、ヨーロッパ、西シベリア、日本、中国、米国、カナダなど北半球の温帯で広範囲に分布しています。

学名

Cerusus Mill.
 ソメイヨシノの学名:Cerasus ×yedoensis(Matsum.) Masam.

科名 / 属名

バラ科サクラ亜科 / サクラ属

形態

落葉高木

樹高

~15m

名前の由来

サクラは、「咲く」に複数の意味の「ら」をつけてサクラと呼んだ説、古事記や日本書紀に登場する「木花咲耶姫(コノハナノサクヤビメ)」の「サクヤ」が「さくら」に転化した説など。

ソメイヨシノは、ヒガンザクラとオオシマザクラの交配種で、現在の奈良県吉野郡吉野町のヨシノザクラと呼ばれていましたが、現在の東京都豊島区駒込に在った植木職人が集まる染井村で、同じ品種で作出され、区別するためソメイヨシノと名づけられました。

品種

日本にはヤマザクラ、オオシマザクラなど9種を基に変種を合わせて100種以上の自生があり、これらから交配された園芸品種が200とも400ともいわれています。

ミヤマザクラ(深山桜)サハリン、北海道~九州に分布し、亜高山帯に多く自生。開花は葉が完全に展開した後で5月~6月。
カンヒザクラ(寒緋桜)別名ヒカンザクラ(緋寒桜)台湾桜、とも呼ばれ、中国南部~台湾に分布する。琉球列島や⿅児島県に⼊り、石垣島や久米島などには野生化している。このサクラと大島桜の自然雑種で河津桜が有名、公園樹・街路樹などとして広く植栽されています。
ヤマザクラ(山桜):本州以南に自生する最も代表的な品種。
オオヤマザクラ(大山桜):花がバラ色で山桜より濃く、別名紅山桜、エゾヤマザクラと呼ばれています。
エドヒガン(江⼾彼岸)北海道以外に広く自生する桜で、花は早咲きです。この桜は長寿で各地に巨木・名木があります。この桜の枝が下垂するものがシダレザクラです。
チョウジザクラ(丁字桜)東北南部から太平洋側に自生。花弁が小さく横から見ると丁字のように見えるので名付けられています。
マメザクラ(豆桜)富士山周辺や箱根・伊豆に自生。フジザクラ、ハコネザクラとも呼ばれ、樹高は小さく花も小さい。
タカネザクラ(⾼嶺桜)山腹に自生。別名峰桜。花は遅く5月初旬ごろ開花。

開花時期

3月~5月中旬、10月~3月(地域と品種による)

耐寒性 / 耐暑性

強い / 強い (品種による)

用途

鑑賞用:庭木、生垣、盆栽など
食用:桜漬けは八重桜の花を梅酢と塩で漬けて作ります。桜庭漬けはオオシマザクラを用いて塩漬けにします、また、シロップ漬けにされることもあります。桜餅には桜庭漬けを使います。果実を食用とする品種は、サクランボと呼ばれる桜桃類です。
薬用:生薬の桜皮は日本の民間療法で蕁麻疹、腫物などの皮膚病、解熱、咳止めに古来より利用されてきました。桜皮エキスは、咳を鎮め淡を切る薬。
工芸品:樺細工同様山桜の樹皮を素材に作られる伝統工芸品など。

特性

ソメイヨシノは花が大きく他の桜とは異なり葉が花の後から出るので満開の時華やかで美しく好まれています。明治時代に全国に広まったソメイヨシノは、1本の原木から挿し木でふやされたクローンと呼ばれています。一般的には長命な桜の中で、70年を過ぎると衰え始めるといわれています。ソメイヨシノは一斉に咲き満開から1週間ほどで花が散るが、花が咲いた後気温が下がり花冷えになると長持ちし、雨が降ると早く散ってしまいます。

栽培メモ

ふやし方

挿し木でふやします。2月~3月に新芽のついた枝を切り取り、挿し木します。

栽培環境

日当たりのよい、肥沃で水持ちの良い土壌を好みます。

土づくり

赤玉土(小)4:腐葉土3:黒土3など。

植え付け・植え替え

12月~3月が適期。鉢植えの植え替えは、通気のため2年~3年に1回必要、一回り大きい鉢に植え替える。
露地植えは、樹高20m、枝周り10mを考慮して広い土地を選びます。予め大きめに掘り上げた土と腐葉土と有機肥料を混ぜて埋め戻しておきます。苗を植える前に根鉢を水に3時間から1晩つけておくと根張りが良くなります。苗木を直径70㎝程度、深さ40cm程度の穴を掘って植えます。

水やり

根付いたら不要です。土が極端に乾いたら水やりします。

施肥

2月に緩効性肥料、有機肥料(油粕等)の寒肥。枝先周辺に数か所穴を掘って施肥します。

剪定

12月~3月が適期。
「桜切るバカ梅切らぬバカ」と言いますが、サクラは切り口から雑菌が入りやすく株を枯らしてしまうことがあるからです。自然樹形を基本として、ひこばえ、余分な枝、病気の枝の剪定にとどめ、切り口は癒合剤を塗布しておきます。

病害虫

てんぐ巣病:植物障害の一種で、枝が異常に密生する奇形症状が現れる、木の上の巣のように見えるためその名がつけられた、タフリナ菌というカビによる伝染病。症状のある枝を切り取り焼却処分します。

アメリカシロヒトリ:卵で越冬し3齢まで白い巣網の中で成長後葉を食害します。スミチオン、オルトランなどの殺虫剤で防除します。