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前のオーナーには、『巨峰』と言われていましたが、未だ結果を見たことがありません。それでも、今までブドウをどうやって栽培するのか調べようともしていませんでした。

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これまでほったらかしなので、枝も伸び放題で縺れて収拾がつかない状態です。

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どうなるか予想できないですが、強剪定を強行しました。分岐を2つに整理し、樹形も簡素化しました。
これからはもう少し世話して、1房でも収穫したいものです。

2019年7月23日 梅雨の長雨で実に黒斑が発生しています。

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データ

ブドウの基本情報

ブドウの基本情報を押さえておきます。

原産地

ヨーロッパ(コーカサス、カスピ海沿岸が葡萄栽培の発祥)、 日本へは遣唐使によって持ち帰られた。本格栽培開始はヨーロッパ種を用いて、鎌倉時代に甲斐の勝沼。

学名

Vitis vinifera ‘Kyoho’ 欧米雑種

科名/属名

ブドウ科/ブドウ属

形態

つる性落葉低木

樹高

3m

名前の由来

ギリシア語(ウズベク語の説あり)の“botrus”が中国に伝わり、三国時代に(ブータウ)の音から“葡萄”と音訳され、さらに日本に伝わった。

巨峰は、「石原早生」と「センチニアル」という2種のぶどうを交配した新品種に富士山にちなみ「巨峰」と名付けられた。

開花時期

5月中旬

耐寒性・耐暑性

普通・強い

用途・特性

食用、鑑賞

ブドウの栽培

播種・育苗

ー (発芽温度20℃以上、種から育てて収穫するまで10年以上掛かる。)接ぎ木でふやす。

栽培環境

日当たりのよい場所。

土づくり

鉢植えの場合、赤玉土小粒7:腐葉土3を混ぜたものなど。土はあまり選ばない。露地植えは、大きめに掘り上げた土と腐葉土を混ぜて埋め戻す。

植え付け

11月~3月が適期。鉢植えの植え替えは、通気のため2年~3年に1回必要。

水やり

鉢植えの場合、土が乾いたらそこ穴から流れるくらいたっぷりと。露地植えの場合は、日照り続き以外必要なし。

施肥

露地植えは、9月に化成肥料+有機肥料の礼肥、鉢植えは6月、9月に緩効性化成肥料を追肥。

芽カキ

1芽に花が確認出来たら2芽目をかき取る。早く発芽した強勢な芽、遅いものを芽カキし生育を揃える。花穂が10㎝になるころまでに、11~13本程度/2㎡になるようにする。この時誘引での欠損に備えて予備も確保。

誘引

新梢が大半伸びてきたら誘引する。上向き下向きの枝は誘引しやすくするため、第2節と第3節の間を節を持ってパキッと音がするまでねじり整える。

摘芯

新梢の葉数が12~13枚開いた頃その先端(花穂からは6~8葉)を切り取る。

雨除け

 

花穂整形

開花する前に先端3㎝~4㎝と花穂中央の車を2車残し摘み取る。

ホルモン処理

結果安定と種なしにするには、ジベレリン25PPM+フルメット2~5PPMを満開時と15日後の2回処理する。

摘粒

結実後の果粒が小豆大になったら、小粒、傷もの等を間引きする。房の中心を強く、肩や先端部を軽めに間引くと形の良い房になる。残す果粒を40粒程度にする。

袋掛け

 

収穫

8月~10月上旬

剪定

1月~2月が適期。分岐から1m以内は余分な枝を切り取り、側枝50㎝間隔に間引き、前年夏分化した花芽8節残し切り返し。

病害虫

褐斑病は、6~9月頃の雨の多い時期に発生。 土中の褐斑病の細菌が、雨や水かけで跳ね返り、下のほうの葉に引っ付いて感染する。見つけたらすぐ病気の葉を取り除き、 落葉もそのままにしないですぐ始末。 トップジンMゾルを散布。

黒とう病は、4~11月頃発生。枝や葉だけではなく、花穂、果房、巻きひげも感染。雨が発生要因、窒素過多も要因になる。発芽直前に、ベンレート水和剤を散布。生育期間中は5月中旬、6月中旬、ジマンダイセン水和剤を散布。

うどん粉病は、6月~7月、9月~11月頃発生。昼夜間の温度差が大きいと発生し易い。病気の葉は取り除き、風通しの悪くなりそうな込み合った枝などを整理し、ポロポンVなどを散布。

べと病は、6月~7月、9月~11月頃発生。多湿で少し気温が低い、昼夜の温度差が激しい時期に発生。 風通しが悪いと発生し易い。風通しをよくして定期的に殺菌剤(オーソサイドなど)を散布。

晩腐病は、成熟期の果実で、風通しが悪いと発生し易い。病気の葉を取り除き、焼却処分します。トップジンMゾルなどを散布する。

コガネムシは、6~7月頃飛来し蕾や花弁を食害する。捕殺。ディプテレックス乳剤を7月~8月頃散布。