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satuki_20190602_114849 _1 (308x308)移住前からアプローチの両側に数m植えてあるサツキです。毎年5月下旬からきれいな花を咲かせてくれます。花が終わるとトリマーを掛けるのですが、河川や道路で手入れされているようにきれいに整いませんが、花芽を失うことはないです。

 

 

 

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サツキ(皐月)のデータ

 

基本情報

 

原産地

日本に自生。関西以西~屋久島の渓流沿いの岩間などに生育。

学名

Rhododendron indicum(ロードデンドロン・インディカム)
(Rhododendron =ギリシャ語のrhodon(バラ)+dendron(樹木)が語源のツツジ属を表記 + indicum= インドの)

(別)サツキツツジ(皐月躑躅),トケンカ(杜鵑花),エイサンコウ(映山紅)

科名 / 属名

ツツジ科 / ツツジ属

形態

常緑低木

樹高

0.5~1.5m

名前の由来

旧暦の5月(皐月)に開花することからツツジと区別してサツキツツジと呼ばれるようになった説。
杜鵑花(トケンカ)は、杜鵑(ホトトギス)が啼く頃(渡来する頃)咲くということからと呼ばれた。
エイサンコウ(映山紅)は、サツキが山一面に咲き紅色染める様を表わした呼び方。

開花時期

5月中旬~6月中旬

耐寒性 / 耐暑性

強い / 強い

用途 / 特性

鑑賞用。生垣,盆栽など / サツキとツツジ(躑躅)は同科同属、ツツジより遅く咲き花は小さい、移植・剪定に強く花芽がよくつきます。

栽培メモ

ふやし方

挿し木でふやす。(6月~7月)鹿沼土小などで挿し木し乾かさないように管理し2~3ヵ月で発根します。

栽培環境

渓流沿いの岩場や砂交じりの礫土に自生し、半日陰でも大丈夫で、あまり環境を選ばないですが、水はけ、水持ちの良い西日の当たらない日当たりが良いです。

土づくり

露地植えの場合は、水はけ水もちの良い土であればそのまま植えられます。
酸性土を好むため鉢植えは、赤玉土、鹿沼土にピートモス、バーミキュライトなどを混ぜ込んで使います。

植え付け・植え替え

花後が最適期。あまり深く根を植えないのがポイント。

水やり

根付いたら不要です。土が極端に乾いたら水やりします。

施肥

2月に緩効性肥料、有機肥料(油粕等)の寒肥。

収穫

剪定

花後が最適期。徒長枝、細い枝、形が整わない枝、枯れている枝を切り落とします。太い枝を切る場合は小枝の出た少し下を切ります。その後トリマーで全体の形を整えます。

病害虫

移住して8年間病害虫の発生がないので調べていませんが、以下のような病害虫があるようです。なにか発生したら調査して更新します。

ハダニ、ツツジグンバイムシ

初夏から発生が始まり、葉の色がうすくなる。

ルリチュウレンジハバチ

幼虫が花後の若葉を食い荒らすことがあります。

さび病

葉の表面に黄色い斑点だ出来ます。北海道で蔓延した記事があり瀬戸内海は無関係と思っていましたが、静岡県の切り花農家でも発生した記事を見つけたのでメモしておきます。発生した葉は取り除きます。サブロール乳剤、サビミン水和剤が有効という記事がありました。

炭疽(たんそ)病

葉に褐色の斑点が多数発生します。 発生した葉は取り除きます。ダコニール1000,トップジンMなどが防除に効きそうです。

グンバイムシ

2㎜程の吸汁害虫です。葉の裏から吸汁し黒い斑点を作り葉緑素が抜けるため葉の表が白くかすれます。夏から秋にかけて多く発生します。防除は、オルトラン粒剤、スミチオン乳剤が効果がありそうです。