殺風景な冬の庭に色が欲しくて、雪中四友の一つ「ロウバイ(蝋梅)」を植えました。
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ロウバイ(蝋梅)の四季
冬
2019年1月末
寒い朝、甘い香りを漂わせて、小さな花が咲いていました。
2016年1月、福力荒神社に初詣の植木市で大きく咲いた花に惚れて苗木を購入し植えました。
夏
ロウバイ(蝋梅)のデータ
基礎知識
原産地
中国
学名
Chimonanthus praecox
目名 / 科名 / 属名
クスノキ目 / ロウバイ科 / ロウバイ属 梅とは系統的に異なる。
(別)唐梅(カラウメ)
(英)winter sweet
名前の由来
半透明でツヤのある花びらが蝋細工のようであり、かつ臘月(ろうげつ:旧暦12月)に咲くことから。
形態
落葉低木
樹高
~4m
開花時期
12月中旬~2月
耐寒性 / 耐暑性
強い / 強い
用途
鑑賞用:庭木などで冬の花と香りを楽しみます。
薬用:花や蕾から抽出した蝋梅油 という漢方薬に用います
特性
花の少ない冬に香り高い花を咲かせる貴重な存在。種子などにカリカンチンという有毒物質を含んでいる。
栽培メモ
ふやしかた
種蒔き:夏に完熟する焦げ茶色の実から小豆大の種を取り出し、一晩水に浸けて種蒔きする。5年程で花を楽しめるようになるそうです。
接ぎ木:種から育てた2年ほどの苗木を台木にして、接ぎ木にして育てると早く花を見ることができるそうです。
栽培環境
ロウバイは日陰でもよく育ちますが日当たりがよい方が花付きが良いようです。水はけのよい場所を好みます。
土づくり
土質はあまり選びませんが、水持ち水はけのよい土。赤玉土(小)6:腐葉土4を混和。
植え付け・植え替え
11月~12月、2月中旬~3月が適期。半日蔭~日向の場所で生育に適する。
水やり
露地植えは、植え付け時にしっかり、根付くまでは乾燥しないよう水やりします。根付いたら不要です。
鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。
施肥
成長期の4月~5月、12月に緩効性化成肥料や有機肥料を施します。
剪定
3月花の直後が適期。花芽分化時期は6月~7月なので遅れないようにする。枯れ枝や徒長枝を切る程度の剪定を行います。ロウバイは、当年伸びた短い枝に花芽が出来るのでその枝は残すようにします、長く徒長した枝は花芽は出来ないので短く切り詰めます。
病害虫
ロウバイ炭疽病