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大輪の赤い花が年に2回咲く、とてもゴージャスな香りを辺りに漂わせるバラです。

バラ(薔薇)の四季

 

 

2019年5月10日 一輪また一輪と咲き始め、甘い香りが立ち込めています。

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2019年4月12日 新芽が出そろいました。

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2018年大晦日 寒波のなか、1輪ずつひっそりと咲いています。春のように咽るほどではないですが、微かな香りが北風にのって健気です。

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バラ(薔薇)のデータ

基本情報

ばらの基本知識をおさえておきます。

原産地

北半球の温帯域に広く自生していますが、チベット周辺、中国雲南省~ミヤンマーにかけてが主産地となっており、ここが起源とする説があります。中近東、ヨーロッパ、極東からアメリカへと伝わったとのことです。

学名

Rosa rugosa(ロサ・ルゴサ)

科名 / 属名

バラ科 / バラ属

名前の由来

「ばら」は和名で、「いばら」の転訛したもの。漢語の「薔薇」は音読みで「そうび」「しょうび」とよむ。

形態

灌木,低木,本木性のツル植物(この記事では低木種のみ)

 

草丈

 

開花時期

5月中旬~6月中旬、6月中旬から11月

耐寒性 / 耐暑性

強い / 強い

用途 / 特性

鑑賞用、ローズオイル(花弁から精油を抽出)を香水、アロマテラピーに用いられる / 花は一重~八重咲き、花弁は最低5枚~100枚のものもあり、色も様々です。葉や茎に棘を持つものが多く、葉は奇数枚。

栽培メモ

ふやし方

花後に挿し木で増やすのが一般的です。

栽培環境

日あたり、風通し、水はけがよい場所。

土づくり

水はけと適度な保水性のある土が適しています。赤玉土小粒7、腐葉土3など。

植え付け・植え替え

植え付けは真夏の暑い時期を避けます。
植え替えは、休眠期の12月~2月に行います。

水やり

頻度は少なく土が乾いたらたっぷりやる。

施肥

鉢植えは、生育期に液肥や油粕を定期的に施肥します。

露地植えでは12月中旬~2月に寒肥として油粕、花後にお礼肥を施肥します。

摘芯

ベーサルシュート(注)の摘芯をします。

花がら摘み

草勢を保ち次の開花を順調にするため、花が褪せてきたら、花茎の半分位の位置を葉の少し上で切ります。

大きく切り戻す時も5枚葉1つは残すようにします。5枚葉の付け根からしっかりした芽を出させるためです。

先端に近い位置できると小さい脇芽が早く出て次の花が咲き、枝元に近く切るほど遅く咲きます。

病害虫

バラ黒星病

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葉に黒い斑点がつき、やがて黄化して落葉します。まれに株全体に拡がり枯れることがあります。

糸状菌というカビの一種で株元の土から雨や水やりの水滴の跳ね返りで胞子が葉につき気孔から感染します。また、胞子は昆虫を媒体にして拡がります。

適度な湿気と気温22℃~26℃で拡散します。5月~7月及び9月~11月に多く発生します。

対策は、水やりで葉に水滴がかからないようにします。発生した場合は、感染した葉は取り除き撤去します。ダコニール1000を希釈1000倍で散布します。

うどんこ病

うどんこ病もカビの一種であり、葉にうどん粉を掛けたように白く斑点が発生します。
光合成を阻害し葉を枯らせ、草勢を衰えさせます。

対策は、黒星病と同様です。

カミキリムシ

8月~9月に株元に木くずが落ちていたらテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)が、木を食害しています。早急に駆除しないと枯れてしまいます。

侵入口を見つけ、木の皮を剥いで駆除しします。できない場合はノズル式の殺虫剤を注入します。その後、オルトランなどを株元に散布します。

アブラムシ

かぼちゃ農業でアブラムシ を経験しました。新芽や蕾に群生し、植物の汁を吸い生育を阻害します。

チュウレンジハバチ

発生の経験がなく、情報不足です。

予防にオルトランが効きそうです。

(注)
ベーサルシュート:勢いのある新芽。樹木の切り株や根元から生えてくる若芽。旧枝から横に出てくるものもある。