移住前からの木、推定樹齢10年、生垣として植わっています。ただ、放任のため藪に飲み込まれていたので、雑木や笹を取り除き救出しました。そのため樹形も整っていませんが、秋の開花時期はとても良い香りに包まれます。大事に面倒を見て行こうと思います。
キンモクセイ(金木犀)の四季
夏
秋
花が咲き、とてもいい香りがあたり一面に広がり、金木犀の一番存在感を感じる時期です。
2018年11月 花の後、枝の間引き剪定をしました。大部風通しが良くなったと思います。
キンモクセイ(金木犀)データ
基本情報
原産地 :日本の関東以西に自生。朝鮮半島南部、台湾、中国、フィリピン、マレイシアに分布。
原産地
中国 ただし日本での変種の可能性あり。
学名
Osmanthus fragrans var. aurantiacus (オスマンツス・フラグランス・オウランティアクス、ギリシャ語:osme(香り)、anthos(花)、fragrans(芳しい香り)、aurantiacus(橙色の))
(別)オスマンサス、桂花(ケイカ)、金桂(キンカ)
(中)丹桂(タンカ)
(英)fragrant orange-colored olive
科名 / 属名
キンモクセイ科 / キンモクセイ属
名前の由来
樹皮がサイ(犀)の足に似ているので「木犀」と呼ばれた。オレンジ色の花のものを金木犀、白い花のものを銀木犀という。
形態
常緑小高木。雌雄異株。
樹高
5~6m
開花時期
9月~10月
耐寒性 / 耐暑性
やや弱い / 普通
用途 / 特性
鑑賞:庭木、街路樹 食用:花茶(桂花茶)、シロップ 芳香剤 / 秋に一時期に強い香りの花をつける、花の期間は5日程と短い。
栽培方法
ふやし方
日本には、花付きの良い理由で雄木しか輸入されていないので挿し木でふやす。ただし、花を楽しめるまで5年かかる。
栽培環境
日当たりのよい、半日陰の肥沃な土地
土づくり
赤玉土に腐葉土を混ぜる。通気性と保湿性を持つ土。
植え付け
3月~4月が適期。鉢植えの植え替えは、2~3年毎に用土の通気性のため行う。
水やり
鉢植えは、夏の水切れに必要。露地植えも日照り続きには灌水する。
施肥
2月~3月に寒肥として有機肥料。
剪定
3月~4月中旬が適期。11月花後に軽めに剪定する。
病害虫
褐斑病は、葉の表面に淡褐色の病斑が出現する。風通しが悪いと発生するので剪定し蒸れないよう整える。トップジンM水和剤、ダコニール等で防除。他にも蒸れると出やすい先葉枯病、炭疽病(タンソビョウ:葉に黒や赤褐色の斑点が出現し枯れる)がある。
カイガラムシ類は、幼虫の時期なら薬剤の効果が期待できるので、発生を確認したらすぐにスプラサイド乳剤など有機リン剤を散布する。成虫は、脚がなく動けないものが多いのでブラシなどで落とす。また、冬季のマシン油散布は、カイガラムシ類防除に加え、他の越冬害虫にも効果がある。アブラムシ、ハダニ、ガの幼虫等、発生した害虫に応じて適宜防除する。スミチオン乳剤が、大半をカバー出来ているように経験した。