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2016年7月苗木を買ってきて定植しました。♂と♀の木を敷地の裏と表に1本ずつです。
酒のつまみに香ばしい銀杏!!生きている間に銀杏を収穫できないと思いますが、やがて大木となり何十年後かに誰かが銀杏を拾いに来ることを想像しながら、そして、秋の黄色い落ち葉を見たくて植えました。

イチョウ(銀杏)の四季

2018年8月25日撮影

20180825_銀杏(夏)

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2020年2月7日 歪曲して生長してしまったので、添え木して矯正しました。

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イチョウ(銀杏)のデータ

基本情報

イチョウは、地球上を恐竜が闊歩していた時代(*)に繁栄した植物の一つで、生きた化石植物と言われています。

≫ 詳しく

イチョウの祖先は、中生代(2億5,100万年前~6,600万年前)のジュラ紀、白亜期に最も繁栄したと言われており、世界中で多くの仲間の化石が見つかっていますが、100万年ほど前からの地層からは発見されていませんので氷河期に絶滅したものと言われていました。しかし10~11世紀頃に中国南部に生き残っていたものが発見・栽培され、18世紀には再び世界に広まりました。イチョウは、1科1属1種で仲間はありません。

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原産地

中国。日本への渡来は、諸説あり古いものは遣唐使が持ち帰ったと言われています。

学名

 ginkgo biloba L. (中国の銀杏(ギンコウ)をgingkoと書くべきところginkgoと綴った、bilobaは2つの列片の意味で葉が2つに裂けている様を表わしている)
(英)ginkgo , maidenhair tree , ginkgo nuts(種子)
(別)イチョウ(鴨脚(樹)、イチョウ(公孫樹)、イチョウ・ギンナン(銀杏)(木・実と種子)

科名 / 属名

イチョウ目 / イチョウ科 / イチョウ属

名前の由来

イチョウは、PCで漢字変換すると銀杏、公孫樹の候補があがります。各々中国から入った漢字で、中国の発音から変化したものとする説がありますが、古典仮名遣いの「いてふ」は葉の散るさまが蝶に似ているからとする説などあり、さまざまな説や表わす漢字からも歴史の深さを感じます。
以下に各々の由来をまとめました。

イチョウ、ギンナン(銀杏):

「銀杏」は、実の形がアンズに似て色は銀色出ることに由来しています、果実をギンナンと呼ばれていますが、古代中国(唐 or 宋)で銀杏(ギン・アン)と呼ばれていたことからの説があります。
「銀杏」と書いてイチョウと呼ばれるようになったのは、「ギンナンのなる木」(銀杏のなる木)即ち「イチョウ」と変化したものと思われます。

イチョウ(鴨脚(樹):

葉の形が鴨の水掻きのある足に似ていることから中国では鴨脚(イーチャオ)と呼ばれており、転訛してイチョウと呼ばれるようになった説があります。

イチョウ(公孫樹):

「公孫樹」は、種から育って実ができるまで生長するのは孫の時代と、とても長いことから呼ばれました。実際に、結実するのに25年くらいととても長いです。(ただし、接ぎ木は台木の年齢により早いもので5年くらいで結実するようです)

品種

*イチョウは、その実のギンナン収穫を目的に交配された品種が多数あります。

キンベエ(金兵衛)

愛知県の横井義一さん宅に原木で、祖父の金兵衛さんが移植した樹齢200年程だそうです。
樹形は、若木時代から開帳し、次第に枝が枝垂れて来ます。接ぎ木の結果樹齢は3年~4年と最も早い。
果実は、7月から収穫でき9月中旬に完熟する早生、中粒で沢山生る品種です。

キュウジュ(久寿)

愛知県の富田久雄さん宅の原木で、140年ほど前に接ぎ木され広まったそうです。
接ぎ木は結実するのが早く5~6年で結実を始めるそうです。
果実は、大粒、8月中旬から収穫でき10月中旬~下旬に完熟する中晩生です。

エイシン(栄神)

愛知県稲沢市祖父江町(そぶえちょう)神明津に原木があります。樹勢は強くやや開張性で、黄葉するのが遅い品種。果実は、中型で、中早生です。

トオクロウ(藤九郎)

岐阜県の広瀬藤九郎さん宅の原木で、樹齢300年程だったそうですが、台風で倒れ枯れてしまったそうです。愛知、岐阜で多く栽培されています。
樹勢が旺盛で高木となり樹形は自然形になります。
果実は、大粒で、晩生です。

*葉の形に特徴がある変種で特別な呼び方があります。

オハツキイチョウ

葉の縁に実をつける変種、基本的に結実することから雌木ですが、なかには雄木のものもあるそうです。

 

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霊松寺のオハツキイチョウ ごく稀に、葉っぱの上にギンナンの実がついています。 小さいのが多いので、探す大変でしたが、数個発見。 全体の10%くらいの割合でみつかるとのこと。 子宝、良縁の御守りになるそうです…って、私全然関係無かったー😭😭😭 取り敢えず、一向に確保して、残りはガイドさんにせっつかれていた団体ツアーのお婆ちゃん達にあげちゃいました😊 2019年11月12日撮影 #信州#信州散歩#信濃大町#omachi#街歩き#一人旅#信州の秋#信州のいいところ#信州の紅葉#紅葉巡り#紅葉狩り#紅葉2019#寺社巡り#霊松寺#霊松寺の紅葉#霊松寺の銀杏#早朝#朝活#濃霧#幻想的#オハツキイチョウ#ぎんなん#縁起物#子宝#良縁#私には縁が無い#霊松寺のオハツキイチョウ

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オチョコバイチョウ、ラッパイチョウ

葉の両端が繋がってお猪口をイメージする形の変種です。

シダレイチョウ

枝が全て垂れ下がっていることから、枝垂れイチョウと呼ばれています。

 

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ハンイリイチョウ

葉に白い班のような模様が入っています。

形態

落葉高木、針葉樹(葉は長い柄の先に拡がり割れるもの、割れないものがあるが見た目とは異なり針葉樹に分類されている)

樹高

~40m

開花時期

4月~5月 葉の展開と共に花をつけます。雌花は緑色で、、雄花は淡黄色です。

耐寒性 / 耐暑性

強い / 強い

用途

木は、盆栽、生垣、街路樹、公園のシンボルツリーに使われます。

材は黄白色で柔らかく緻密なため加工しやすく、碁盤、将棋盤、彫刻材などに使われます。油分多いので「まな板」にすると包丁あたりがよく、水はきが良いので愛好する料理人が多いそうです。

ギンナンは、主に食用にしますが、体調(ビタミンB6欠乏など)によっては中毒を起こすことがるので食べ過ぎないようにします。アレルギー体質の人もあるので要注意です。
薬用として滋養強壮、鎮咳、去痰、頻尿などに効用があるそうです。

特性

大変丈夫な木で潮風や大気汚染にも強く、さらには病気害虫にも強く、大木になり長命です。老木になると気根が出て乳イチョウと呼ばれ、子宝に恵まれると信仰を集めたりします。

雌雄異株ですが、裸子植物であり花粉が風にのって1㎞くらいは飛散するそうですから、雌木1本でも近くの街路樹やお寺の雄木よって授粉し銀杏が出来ます。

樹皮は分厚くなり、の材質は綿密なため燃えにくく、落ち葉も火を付けてもくすぶり燃え上がることがないため防災用として植えられることもあります。

ギンナンは、果肉にギンコール酸を多く含んでおり、収穫時にかぶれるので直に触らないように要注意です。これは、アルキルフェノール誘導体と呼ばれるアレルギー物質で有害であり、葉にも木にも含まれているので、敏感な人は注意が必要です。

栽培メモ

ふやし方

種蒔き:

収穫したギンナンの果肉を取り除き、直ぐ播くか、翌春(3月下旬)に播きます。
赤玉土小などの種蒔き用土に2㎝程の深さで種蒔きします。発芽は1ヵ月程度かかるようです。

挿し木:

3月~4月が適期。剪定した2㎝程の太さの枝を20㎝程の長さで挿し木にします。

栽培環境

根が真っ直ぐ深く伸びるため、地層が深く、排水がよい土地を好みます。日当たりのよい場所でよく生長します。

土づくり

鉢植えの場合は、赤玉土小に腐葉土を3割程度混和して用います。
露地植えでは、土質を選ばないので、植え付けやすいです。

植え付け

3月~4月が適期。曲がって生長しやすいので、支柱を立てます。
鉢植えは、2年に1度程度の植え替えが必要。

水やり

イチョウは、乾燥にも強いので露地植えでは根付いたら不要です。
鉢植えでは、土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。

施肥

隔年で2月に窒素を控えめの肥料を寒肥として与えます。窒素が多いと秋の黄葉の黄色がきれいに出ません。

剪定

11月落葉後、2月~3月萌芽前が適期。
イチョウは、萌芽力が強いので、強剪定によく耐えてよく分岐します。
イチョウは、神社などで見かける自然の樹形は、見ごたえのある雄姿ですが、それほど広いスペースがなければ、剪定して生長を抑える必要がでてきます。
とても高くなる木なので、環境に合わせて樹芯を切るのが良いと思います。
「武者立ち」という武者が鎧を着た立ち姿に似ている樹形を目指して、幹の上方を切り、大きな枝を切り詰めて形を整える剪定方法が有名です。

病害虫

病害虫には強いので、特に注意するものはありません。