2018年2月植木市で購入。御多分に漏れず、移住当初から一青窈の『薄紅色の庭のハナミズキ~♪』に憧れ、買ってきては植えるものの2度枯らし3度目は懲りて小さな苗。
今年は枯らさないようにと植木市の親父の言葉『夏はあなたがビールを飲みたくなったら、こいつにもたっぷり水を』を守って毎日灌水とビールです。
ハナミズキの四季
夏
2019年4月27日
秋
冬
2020年11月10日 生長が遅れているので、カンフル剤としてアンカーのように打ち込む化成肥料を試してみることにしました。
ハナミズキのデータ
基本情報
原産地
北アメリカ
1912年に東京市長の尾崎行雄がワシントンへソメイヨシノを初め12種類の桜を贈呈し、その返礼として3年後の1915年(大正4年)アメリカ政府からハナミズキが送られ小石川植物園や日比谷公園に植樹されたのが渡来の最初とされているのが有名ですが、実はそれ以前(明治)に日本に渡り植樹されていたという話もあるようです。
学名
Cornus florida (Benthamidia florida) コルヌス・フロリダ(フロリダ州ベンサミディア産)
(別)アメリカヤマボウシ
(英)Dogwood アメリカでミズキの樹皮の煮汁を犬の皮膚病に使った由来の説
科名 / 属名
ミズキ科 / ミズキ属
形態
落葉小高木
樹高
5~10m
名前の由来
ミズキの仲間で花が目立つことに由来する説。
開花時期
4月下旬~5月下旬
耐寒性 / 耐暑性
やや弱い / 弱い
用途 / 特性
庭木、街路樹 / 4弁の花に見えるのは総苞片(そうほう:変形葉)で葉より先に出る、9月~10月に赤い実をつける。
栽培
播種・育苗
秋に赤く熟した果実の果肉を洗うと出てくる種を保湿し冷蔵庫で保管、翌3月ごろ播種します。10㎝ほどのポットで種培土などで育苗します。
挿し木、接ぎ木を行います。
栽培環境
水はけ、日当たりが良く西日の当たらない場所が適す。
土づくり
鉢植えの場合、赤玉土小粒7:腐葉土3の割合で混合したもの等を用います。
露地植えは、植え穴に腐葉土、緩効性肥料を混ぜ込んでおきます。
植え付け・植え替え
鉢植え、露地植え共11月中旬~3月が植え付け・植え替えの適期。
鉢植えは、2年~3年に1度植え替えが必要です。
水やり
植え付け後1年~2年の苗木は乾いたら充分に水やりを行います。
その後は露地植えは特に必要なし。鉢植えは、乾かさないように水やりが必要。
施肥
2月に緩効性肥料、有機肥料(油粕等)の寒肥、8月花が終わった後のお礼肥
摘果
育苗する場合は、赤い実の果肉を取り除き乾燥させないよう保管します。
収穫
ー
剪定
樹形は自然に整うので、特に剪定は必要ないです。不要な徒長枝、混み入った枝を剪定する場合は、葉の落ちた12月~1月に行います。
病害虫
うどんこ病は、風通しの悪い環境で梅雨時期などに発生します。ダコニールなどの殺菌剤を散布します。
アメリカシロヒトリは、繁殖力が強く、周りの樹木まで食い荒らすので早期に発見して捕殺が肝要です。スミチオンの散布が効果があります。