ホンダ製力丸(りきまる)(HP300)復活記!エンジン不調の真犯人は…?
12年前に農機具屋から中古車を購入して以来、島での暮らしを支えてくれた相棒ですが、ついに沈黙の時が……。試行錯誤の末、再び力強いエンジン音を響かせるまでの修理の全記録をお届けします。

1. 異変と最初の診断:定番の「点火プラグ」点検
エンジンがかからない時のセオリー通り、まずは点火プラグをチェック。
状況: プラグを抜いてみるとガソリンで濡れており、火花が飛んでいる形跡がない。
処置: 磨きをかけ、ギャップを調整して何度もリコイルを引くも、反応なし。
「これは根が深いかもしれない…」と、更なる分解を決意します。
2. 真犯人発見?イグニッションコイルの「塩害」
さらに中を探っていくと、不調の真因と思われる箇所に辿り着きました。
発見: イグニッションコイルのコア部に、びっしりと浮いた「さび」。

推測: 海に囲まれた離島ならではの「塩害」の影響でしょうか。点火系統に電気がうまく伝わっていなかったようです。
3.離島のDIYを支える「物流」のありがたみ
原因がわかれば次は部品手配。しかし、離島暮らしで一番の壁になるのが「配送」です。
部品: イグニッションコイルと、戻りが悪くなっていたリコイルスターター(ASSY)をネットで検索。

配送事情: 離島への発送は「要相談」や「対象外」となることも多いですが、ここ前島では宅配業者がフェリーに荷物を託し、島の事務所で受け取れる仕組み。この「物流のバトン」が、島の機械整備を支えてくれています。
4.部品交換、そして復活の咆哮!
届いたホンダ純正部品を慎重に取り付けます。
リコイルスターターは過去に紐を替えて凌いできましたが、今回は丸ごと交換で操作感もリフレッシュ。
イグニッションコイルは、不用意に外したためローターとのギャップを測定していません。(要注意ポイントかも) 撮っておいた画像を頼りに固定しました。


すべてを組み上げ、祈る思いでリコイルを引くと、1発で始動!!スロットルを開けると力強い排気音!心地いいです。
リコイルスターターは、今回は丸ごと交換したことで操作感も驚くほどスムーズに。
長年使い込んだ機械が自分の手で息を吹き返す瞬間は、何物にも代えがたい喜びがあります。これでまた、前島の急勾配も怖くありません。




