離島暮らしで見えてきたこと(1)交通事情 フェリー存続の危機!

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時の経つのは早いもので、瀬戸内海の離島(:前島)に移住して7回目の春を迎えようとしています。今日までの離島暮らしの体験から分って来たことを、少しづつまとめて行こうと思います。

離島に移住を検討されている方への少しでも参考になれば、幸いです。

初回は、交通事情についてまとめました。

島内の交通手段

道路

島内一周を4mの舗装道路が完備しているので、島内移動は快適です。

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島民は殆ど軽トラで島内を移動しています。
移住当初、アシスト自転車に乗っていましたが、家が山の中腹なので、何回か乗ってギブアップ!車で移動しています。

アップダウンがキツイ分絶景が連続する心地よい道路です。

対向車は、たまにやってくる観光客と釣り客くらいで、すれ違うのが稀です。

台風で、がけ崩れが発生し通行できない事態に1度だけ遭遇しました。

船の所有者が多数

その昔、農家の方は収穫した作物を船に乗せて市場まで運んだ歴史から、漁師の家はもちろん農家でも立派な船を所有されている方が多数いらっしゃいます。

作物の出荷も現在は、運送トラックがフェリーで渡ってきて集荷してくれるので、船は専ら釣り用のようです。それと、緊急用なのです。

本土へのアクセス

本土へは、フェリーで渡ります。
スーパーや日用品は、フェリーで渡って12km車で20分かけて買出しです。

フェリーは、台風の直撃を受けたときは、その時間帯を運休にしたことはありますが、殆ど問題なく運航できています。

View of Maejima from Oliveen_f

専門的な医者も、高度な学校も、通える範囲にはありません。

そもそも、フェリーで渡ってすぐにある始発のバス停と連絡が出来ておらず、最寄駅から電車に乗っての通勤、通学は出来ません。

フェリー存続の危機!

フェリーは、大赤字が何年も続いており、どう見ても経営破綻しているのですが、市からのわずかな補助金でつないでいるのです。法定点検の費用捻出も危うい様子です。

便数を減らしたり、早朝と最終便をなくして勤務時間を短縮したりと負のスパイラルに陥っています。

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そもそも、離島の大事な生命線を、農民と漁師しか居ない島民に、なぜ運営させているのか、理解に苦しみます。経営の経験もないのに過疎化の進む離島のフェリーを切り盛りできるわけがないではないですか。

市議会の議事録が冊子で配られるので記事を見て唖然!!。
経営改善策は?、島民で運営している公社(?)で計画策定中。
市も財政措置を考えるべきでは?将来を見据えて検討する。

要は、限界集落が局限化するのを待つ?ということですか?
そもそも現時点で破綻しているのに、検討している余裕は無いと思います。

20年も前のものになりますが、某大学で離島のフェリーの在り方を研究している学者の論文を見かけたことがありますが、平成15年にはほとんどの離島のフェリーが経営困難に陥ると推測していたのです。この島も例外ではありません。
その学者はいくつかの対策を提唱していました。広域での船の共有と小型船への運営縮小が骨子だったように思います。

この島では、バブル期の船をそのまま維持し、現在行き詰まっているのです。
島のある人の情報では、バブル期に多くの観光客があり大きな利益が出ていたそうですが、フェリーの関係者で大盤振る舞いに浪費してしまい、将来の備えをしなかったと悔いているようでした。

橋は架けられないのか?

shironohana

島と本土の最短距離は、700m程です。世の中が好景気の頃、橋を架ける話はもちろんあったそうです。青写真まで出来ていたとのことです。では何故橋は架からなかったのか。島内で意見が分かれたそうです。橋を架けてほしくない人が居たのだそうです。

結果、橋は中止、波止めを新しく作り新フェリー乗り場を整備したのだそうです。
橋の話を再燃させるのはとても難しそうです。

自前で船を持っている島民の方は、それほど深刻な問題ではないのかもしれませんが、私たちのようにフェリーがあるから移住した人たちは、重大問題です。

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